社会保険労務士試験での通信講座を利用する場合の注意点を述べたいと思います。
社会保険労務士試験予備校で開講されている講座には、さまざまな講座がパックになった「パック講座」と「単科講座」があります。
社会保険労務士試験対策の通信教材のなかで、いわゆる社会保険労務士試験パック講座には、模試や直前まとめなどまで入ったフルパックのものは、社会保険労務士試験予備校側としても一番看板とする講座であり高額商品ですから力を入れて宣伝しています。
よく「上級者必勝○○コース」とか「本科生○○総合コース」と称されるものです。
これは至れり尽くせりの内容になっているので、社会保険労務士受験生にとってとても魅力的な講座だと思います。
このコースの内容をほぼ完璧にこなせたら、択一式で合格点に至らないということはちょっと考えにくい。それくらいの実力がつきます。
しかし、ここに大きな落とし穴があるのでぜひ注意していただきたいのです。
それは、
ハンパな分量じゃないということです。
一日中、社会保険労務士試験の勉強に専念できる環境の方はいいかもしれませんが、どこかに勤めているとか、家事・育児があるという方だと一通りこなすだけでものが大変です。
わたしの受講したコースもかなりの分量でした。
実を言うと、このコースの内容を全部完璧にマスターした社会保険労務士受講生がいたらお目にかかりたいくらいです。
では、なぜそれだけ至れり尽くせりの内容になっているのでしょうか?
わたしは社会保険労務士受験予備校の関係者ではないのであくまでも推測ですが、
社会保険労務士予備校サイドからすれば、フルパックの講座で触れていない問題が多く出題された場合に、受講生からクレームの嵐が来るからではないでしょうか。
真に社会保険労務士合格を考えた場合には、やれる範囲を完璧にすることが合格への近道であるはずです。
大切なのは、自分の学習環境と照らし合わせ、講座をどの範囲までやるのかを十分検討するということなのです。
ここはとても大切な部分なのでぜひ押さえていただきたいのですが、すべてをこなそうとするとどれも不十分になってしまう可能性が高いということです。
これは通信に限ったことではなく、通学でも十分あてはまることでしょう。
たしかに、全部やらないともったいない気がするのですが、中途半端にすべてを70%やるくらいなら、半分を100%仕上げたほうがはるかに得点能力は付くはずです。
ただ、そうは言っても、特に初学者の場合は自分のこなせる分量はどれ位かは把握しずらいかもしれません。
そこで、社会保険労務士通信講座のセットの中でも、核となるものをまず決め、他の自分の学習環境に照らし合わせてこなしていくという柔軟な計画が必要です。
一方、社会保険労務士受験生のなかには、フルパックの講座以外にオプション講座を受ける方も多いと思います。
書店でテキスト・問題集を買ってきて本棚に置いてあると、勉強したような気になることと似ている面があるのかもしれません。
ただ、わたしはオプション講座の受講を否定するものではありません。
フルコースに入っている講座の一部は捨て、強化したい箇所をオプション講座でカバーするというやりかたがあってもよいと思います。
実際、わたしも「戦略的」にそういう選択をしました。
もうひとつ注意点を述べます。
わたしは、社会保険労務士通信講座のなかには、合格しづらい講座があるのではないかと思っています。
あえて誤解を恐れず書くと、それはテキストと科目ごとの課題添削、質問表などがセットで付いているものです。
確かに、みかけはそれなりのボリューム感があります。
しかし、膨大な出題範囲の中から一科目につき数題を抽出した問題を解いて添削指導を受けても、はたして社会保険労務士試験の『合格力』がつくのか、大きな疑問を感じます。
また、テキストがオリジナルで、市販でない場合には、教材が届くまでまったく中身がわからない状態になるので注意が必要です。
わたしも1年目は、大手社会保険労務士受験予備校という看板に惑わされ、痛い目にあいましたが、講義向きのテキストというものが確かに存在します。
実際の講義に使用されることを前提に作られていますから、テキストだけを読んでも何が書かれているか理解できないものになっているのです。
社会保険労務士予備校サイドからすれば営利目的に通信講座を無理無理設定したのでしょうが、実際に期待をして貴重な時間を費やす受験生の身になってほしいと思います。
このような事態にならないためには、受講前にテキストの内容を確認することが必要です。
受講の代金を支払い、テキストを初めて読んで、内容にビックリしても後の祭りになりかねません。
おおすめの社労士試験通信講座は、こちらをご覧ください。
↓
社会保険労務士試験 通信講座 おススメ
社会保険労務士試験予備校で開講されている講座には、さまざまな講座がパックになった「パック講座」と「単科講座」があります。
社会保険労務士試験対策の通信教材のなかで、いわゆる社会保険労務士試験パック講座には、模試や直前まとめなどまで入ったフルパックのものは、社会保険労務士試験予備校側としても一番看板とする講座であり高額商品ですから力を入れて宣伝しています。
よく「上級者必勝○○コース」とか「本科生○○総合コース」と称されるものです。
これは至れり尽くせりの内容になっているので、社会保険労務士受験生にとってとても魅力的な講座だと思います。
このコースの内容をほぼ完璧にこなせたら、択一式で合格点に至らないということはちょっと考えにくい。それくらいの実力がつきます。
しかし、ここに大きな落とし穴があるのでぜひ注意していただきたいのです。
それは、
ハンパな分量じゃないということです。
一日中、社会保険労務士試験の勉強に専念できる環境の方はいいかもしれませんが、どこかに勤めているとか、家事・育児があるという方だと一通りこなすだけでものが大変です。
わたしの受講したコースもかなりの分量でした。
実を言うと、このコースの内容を全部完璧にマスターした社会保険労務士受講生がいたらお目にかかりたいくらいです。
では、なぜそれだけ至れり尽くせりの内容になっているのでしょうか?
わたしは社会保険労務士受験予備校の関係者ではないのであくまでも推測ですが、
社会保険労務士予備校サイドからすれば、フルパックの講座で触れていない問題が多く出題された場合に、受講生からクレームの嵐が来るからではないでしょうか。
真に社会保険労務士合格を考えた場合には、やれる範囲を完璧にすることが合格への近道であるはずです。
大切なのは、自分の学習環境と照らし合わせ、講座をどの範囲までやるのかを十分検討するということなのです。
ここはとても大切な部分なのでぜひ押さえていただきたいのですが、すべてをこなそうとするとどれも不十分になってしまう可能性が高いということです。
これは通信に限ったことではなく、通学でも十分あてはまることでしょう。
たしかに、全部やらないともったいない気がするのですが、中途半端にすべてを70%やるくらいなら、半分を100%仕上げたほうがはるかに得点能力は付くはずです。
ただ、そうは言っても、特に初学者の場合は自分のこなせる分量はどれ位かは把握しずらいかもしれません。
そこで、社会保険労務士通信講座のセットの中でも、核となるものをまず決め、他の自分の学習環境に照らし合わせてこなしていくという柔軟な計画が必要です。
一方、社会保険労務士受験生のなかには、フルパックの講座以外にオプション講座を受ける方も多いと思います。
書店でテキスト・問題集を買ってきて本棚に置いてあると、勉強したような気になることと似ている面があるのかもしれません。
ただ、わたしはオプション講座の受講を否定するものではありません。
フルコースに入っている講座の一部は捨て、強化したい箇所をオプション講座でカバーするというやりかたがあってもよいと思います。
実際、わたしも「戦略的」にそういう選択をしました。
もうひとつ注意点を述べます。
わたしは、社会保険労務士通信講座のなかには、合格しづらい講座があるのではないかと思っています。
あえて誤解を恐れず書くと、それはテキストと科目ごとの課題添削、質問表などがセットで付いているものです。
確かに、みかけはそれなりのボリューム感があります。
しかし、膨大な出題範囲の中から一科目につき数題を抽出した問題を解いて添削指導を受けても、はたして社会保険労務士試験の『合格力』がつくのか、大きな疑問を感じます。
また、テキストがオリジナルで、市販でない場合には、教材が届くまでまったく中身がわからない状態になるので注意が必要です。
わたしも1年目は、大手社会保険労務士受験予備校という看板に惑わされ、痛い目にあいましたが、講義向きのテキストというものが確かに存在します。
実際の講義に使用されることを前提に作られていますから、テキストだけを読んでも何が書かれているか理解できないものになっているのです。
社会保険労務士予備校サイドからすれば営利目的に通信講座を無理無理設定したのでしょうが、実際に期待をして貴重な時間を費やす受験生の身になってほしいと思います。
このような事態にならないためには、受講前にテキストの内容を確認することが必要です。
受講の代金を支払い、テキストを初めて読んで、内容にビックリしても後の祭りになりかねません。
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