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社労士試験 過去問

社労士試験の受験生からこんな質問がありました。

質問内容と私の回答を紹介します。

 

<質問内容>

>過去問を読んでおられた時に解説を見て一肢毎にテキストに印を付けておられたそうですがテキストに要点を書き込んでおられましたでしょうか?

印を付けるのと解説をテキストに書くのでは時間のかかり度がかなり違うと思われます。
 

<回答>
 
テキストに要点を書くことはせず、テキストのどの個所が過去出題されたのかを明確にするために、該当箇所に出題年を数字で丸(例えば18年出題ですと、⑱といった表示です)で囲むだけです。
 
これによって、テキストを読む際に、どの個所が過去出題されたのか明確になりますし、その部分は特に注意して読むようになります。
 
そして、最も大きな効果は、テキストを読むと同時に過去問の復習もできるという点です。
 
過去問題集をやっているときは、テキストにも書かれていることがほとんどなので、出題年を記入するたげで済みますが、予想問題集などをやっていきますと、テキストには書かれていない事項も出てきます。
 
そのときは、テキストに文言で書き込むようになりますので、少し時間がかかります。
 
 
 
 
<質問内容>

>五肢択一等で一肢が長い文章がある問題がありますが、解説を読んでいる段階からその長い文章の意味を全て理解するものなのでしょうか。

例として
 
労働者災害補償保険法に定める二次健康診断等給付のうち二次健康診断を受けた労働者から当該健康診断実施の日から6か月以内に当該健康診断実施の結果を証明する書面の提出を受けた事業者は、当該健康診断の結果についての医師からの意見聴取について、安全衛生法所定の手続きを踏まなければならない。
 
答え:× 
解説:「6か月以内」ではなく「3か月以内」です。
 
という問題がございますが本試験では3ヶ月以内という事を知っていれば×と分かり次に行けると思うのですが実際勉強の際には解説を読んでいる段階から全部の文章の意味が分かるようにして解く時も3か月で間違いと分かっても全部読んだ方が良いのでしょうか。

1肢をじっくり理解するべきかどうなのかと疑問になっております。

 
こういった問題文は多いのですが、それには意味があります。
 
本試験では、時間との戦いになります。
 
かなり勉強して試験に臨んでくる受験生も多いわけです。
 
普通の出題だと、高得点が続出して合否のふるい分けに困るケースも出てきます。
 
国家試験は6割以上の得点を合格ラインとする暗黙のルールがあり、あまりに高得点が合格ラインになってしまうと、、その試験自体の評価が問われます。
 
このような事情があったりしますので、出題側としては、長文を出題して正解率を下げるという意図が働いているのだと思います。
 
 
 
ですから、普段の学習のときには、3か月以内ということがピンとこれば大丈夫です。


 
一方、このような長文に対処することが本番では求められます。
 
そこは解答テクニックの問題になってきます。 



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